天狗のてっぺんで考えた事

8月18日の続編です・・・
四国カルスト・天狗高原の心地よい風に吹かれながら色々な事を考えた。

四国カルスト・天狗高原にて
羊の群れのように白い石灰岩が点々と広がる四国カルストは数百万年前は海の底だったらしい。
人間の想像力をはるかに超える力でねじ曲げられ、持ち上げられた大地。
有史以来動いていないからといって、列島の上で安心しきっている日本人への警鐘のように感じます。

こんな列島の上にある原発、そして行き場の見えない核廃棄物。
もし地層処分をすれば手がつけられない形で吐き出される事は間違いなさそうです。
かといって、某企業が考えているようによその国に持って行くのも無責任な話。
テロリストが持ち運びできない大きな団子にして、人目のある場所に「人類最大の負の遺産」として飾るしかないのかも。

天狗高原から葉山風力発電所方面を望む
遠くに風力発電機が並んでいるのが見える。
そよそよと心地よい風は風車をすり抜けるだけ。
残念ながらほとんどの風車が停止している。
尾根筋に建設される事が多いけれど、風の通り道からは少し外れているように思います。
また、山肌を上がってくる斜めの風には、水平方向の風を受ける設計の風車は合っていないのでは?
気まぐれな自然エネルギーを利用するのなら、エネルギーを貯める仕組みを一緒に作らないとダメなような気がします。

太陽の寿命は後50億年ぐらいだとか。
人類が生存できる環境が何億年続くか分かりませんが、最後の時まで自滅しないようにと願うばかりです。

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