[<< Prev <<] [^^ Top ^^] [>> Next >>]
- 用意するもの
●焙煎場所
出来れば屋内が良いが、かなりの量のホコリと煙が出るので大変。
下手をすれば火事と間違えられるかも・・・
風雨がしのげれば屋外でも出来る。●ガスコンロ・風防コンロは出来るだけ火力の強いものを強火の遠火で使用した方がやりやすい。
屋外の場合は少しの風でも熱風が流れてしまうので風防は必須。
段ボール箱等でもよいが火気に注意。
この風防はオールステンレス製、知人に作ってもらいました。
いいでしょう♪●冷却用ファン
扇風機でも良いが焙煎に使うなら専用にしたい。
これはジャンク屋で購入したAC100V用のファン。100円ナリ●時計
ストップウォッチも良いが、スタートさせるのを案外忘れる。
時計なら何でもよいが、見やすいものを。
焙煎機ではパソコンを使用している。●手網ほうろく
これは直径約23cmのホウロク(焙烙)で200g程度まで焙煎出来ます。
元々は大豆や銀杏を煎るのに使うものらしいです。
お江戸・かっぱ橋道具街あたりにあると思います。●ダブルクリップ
手網ホウロクの蓋を止めるため使用。
●珈琲の生豆
手網だと一回で焙煎できるのは200g程度。
ハンドピックで減るので250~300gは必要になる。 - 珈琲豆の選別(ハンドピック)をします
不良豆が混ざると味も香りも悪くなるので、丹念に取り除きます。
死に豆、欠け豆、醗酵豆、トウモロコシ、石コロ等色々と入っています。
選れば選るほど洗練された味に(多分)なります。 - 焙煎を始めます
私は手網焙煎で浅煎りをする場合、コロンビアを約20分、その他の豆を約15分で焙煎しています。
コロンビアはじっくりと温めていった方が仕上がりが良いようです。- 最初の5分
選別の終わった生豆を手網ホウロクに入れ、焙煎開始。
コンロに点火し、炎の上約25cm程度で約5分間ホウロクを動かし続けます。
(コロンビアの場合は10分)
豆が膨らみ始めたら薄皮(チャフ)が飛び始める。 - ホンノリ色づいて来ましたか?
珈琲豆がホンノリと色づいて来ると、豆の「臭い」が「香り」に変わり始めます。
ホウロクを15cm程度に近付けて5分続けます。 - パチパチとはじけ出したら(一回目のはじけ)
ホウロクを5cmまで近付け、焦がさないように注意してはじかせます。
一回目のはじけはパチパチという大きめの音が出ます。
ここからが珈琲の味と香りを決める大事な作業です。 - 一回目のはじけ終了
一回目のはじけから二回目のはじけが終わるあたりまでの間に、味と香りがずいぶん変化します。
このあたりから焦げやすくなるので、網の動きを止めないように注意して下さい。
一回目のはじけが終わったあたりが「ミディアム」です。
ここから豆の種類によって火力の与え方を変化させるとよりよい風味になります。
徐々に豆が膨らんでいき、「ハイ」になります。 - 二回目のはじけ
少し小さな「ピシピシ」という音のはじけが始まったあたりが「シティ」です。
「フルシティ」は二回目のはじけの中程から終わるあたりです。
煎りすぎない方が美味しい豆もあるので、自分の好みで焙煎を終了させます。
この辺りから煙が猛烈に出始める。 - 深煎り
二回目のはじけが終わると「フレンチ」です。
カフェ・オーレやアイスコーヒーにも向いています。
豆は大きく膨らみ、油がにじんでいます。
- 最初の5分
- 焙煎終了
焙煎が終わったらファンを使って一気に冷却します。
冷却に手間取ると余熱で焙煎が進み、思い通りの焙煎度合いにならないことがあります。 - 再び不良豆を取り除く
他と比べて白っぽい豆があったら取り除きます。
焙煎前の選別で取り除けなかった不良豆です。
割ってみると香りが狂っている豆が多く見受けられます。 - 美味しい!?珈琲の出来上がりです
一昼夜寝かせると味が落ち着くようです。
[<< Prev <<] [^^ Top ^^] [>> Next >>]