工房の壁に掛けてあった古時計。
何年前のものかは分かりませんが、恐らく自分の歳に近いはず。
随分前に時計屋に出してオーバーホールしたけれど、すぐに動かなくなってそのまま何年も放置していました。
少しだけやる気が出たので、点検開始。
振り子に近い部分が怪しいなと思っていたが、どうやらガンギ車が汚れているのが原因みたい!?
(隠れていて少し見えづらいですが、一番てっぺんにある三角の歯で、黒っぽい金属が引っかかっているような歯車がガンギ車です)
汚れの小さな固まりと緑青が付いていました。
時計屋さんが気づかなかったのか??
何故???
綿棒にミシンオイルを染み込ませて軽~く拭いたら、なんと、、再び時を刻み始めました。
もう少し様子を見て文字盤と針を元に戻そうと思っています。
メデタシ、めでたし・・・。
昔の時計をじっくり眺めてみると、本当に良く出来ているなぁと思います。
ゆったりとした振り子の動き、ガンギ車の音、「ボ~ン、ボ~ン」という時報の音。
「時を刻む機械」には大きな魅力を感じます。